
【シニアビレッジ.com】インタビュー
弊社で開発させて頂きました【シニアビレッジ】(http://www.senior-village.com/)は、確か川端様が前職で取り組まれていた企画の更なる飛躍という位置付けでスタートした企画だったかと思います。川端様が当初から抱かれていた、この企画の根本的なコンセプトは、どのようなものだったのでしょうか。
有料老人ホームは、介護保険が施行されてから、急増して行きました。そのように多くの有料老人ホームが開設されて行く中で、有料老人ホームの価格帯は非常に幅が広いですし、設備や人員配置も施設によってかなり異なります。その様々な情報が存在する中で、的確な情報を得られる「有料老人ホーム情報ポータルサイト」というものが、残念ながら存在しませんでした。私自身が以前ケアマネージャーの仕事をしていたことがあり、相談業務をしていく中で、お客様からお問い合わせを頂いた際に、お客様が希望されるような施設を的確に見つけ出すのに非常に苦労しました。そこで、有料老人ホームへ入居されるご本人やご家族の方々、その他の相談機関等の施設探しに役立つようなサイトがあれば良いな…という思いから、この企画を立案実行することにしました。
株式会社ウェルフェアリンク
代表取締役 川端 隆一
【シニアビレッジ】のオープンは、2006年5月15日であったと記憶しておりますが、そろそろ1年半が経過しますね。実際に運営されていて、当初の企画と現在の企画とで、若干方向性が変わって来たという部分などはありますでしょうか?
お蔭さまで、ページビューやユニークユーザー数は増加しております。2007年9月の段階で、約7万名弱の方々にご覧頂いている状況です。約7万名の方々の中には、入居希望のお客さまは当然いらっしゃいますが、以前に比べて同業他社様のご登録・閲覧が急増しているようです。 有料老人ホーム開設の増加傾向も一旦歯止めがかかっていますので、新規施設開設はあまり行なわれず、現存の施設は競争が激化していると思います。そういった中で、現存の施設情報をいかに的確にご提供し、他のサイトとどのように差別化を図っていくかということが現在の課題です。また、有料老人ホーム運営側では、いかに入居・成約に繋げて行くかということに重きを置いているようです。従ってお客様に対しても、有料老人ホームに対しても、様々な見直しや検討が必要な時期であると思います。
今後の展開の方向性をお聞かせ頂けますでしょうか。
【シニアビレッジ】はご高齢の方々が対象なので、SEO対策でかなり上位にくい込めたとしても、必ずしもページビューに反映されない側面があります。以前、【シニアビレッジ】はYAHOOで5位に表示された時期もあるのですが、WEBだけではなく雑誌など紙媒体からWEBに誘導していく戦略を考えております。今後は、精力的に雑誌へ広告掲載する展開を予定しております。そもそも、WEB広告よりも紙媒体の広告の方が歴史が長く、編集ノウハウがありますので、今後は出版社と業務提携を行ない、特集枠として読み物として面白いものをWEBに掲載し、ご提供できるようにプロジェクトを進めております。
そういったコラボレーションの形になりますと、ギブアンドテイクになりますから、広告費用もかからずに宣伝もできますから、良いパフォーマンスが出せるのではないでしょうか。非常に楽しみですね。
その他に考えられている取り組みは、どのようなものがありますでしょうか。
掲載施設数を増やすというよりは、個々の施設の情報密度を高めるということに主眼を置きたいと思っております。他社様のサイトで、約2000施設掲載されているところもあるんですが、広告の効果を考えた時に、約2000施設掲載サイトと当社【シニアビレッジ】を比較した場合に、閲覧者数が同じくらいのところもあります。お客様のニーズが満たされるだけの施設数は当然必要ですが、むやみやたらに全ての施設を混在して掲載するということは必ずしも良いことではないと考えています。お客様のニーズを満たせるだけの施設を当社としては掲載して、多数の施設数で勝負していない代わりに、個々の施設の情報量を増やしていき、実際の施設探しのお役に立てればと思っています。
つまり、量より質が大切であるということですね。質に拘る川端様の姿勢は、今後も注目したいところです。【シニアビレッジ】に登録されている方々はもちろんですが、我々も【シニアビレッジ】の更なる飛躍を楽しみにしております。
現在【シニアビレッジ】を運営する中で、課題と感じていらっしゃることはありますでしょうか。
広告の手法に課題があると考えております。と申しますのも、やはり実際の入居に繋がるようにして行くためにはどうしたら良いかということは、常に思案を巡らせています。本当に入居したい方をどのように見つけ出し、その方々に対して、どのようにピンポイントな広告を打ち出して行くのかが検討課題だと思います。
施設の要望も満たし、お客様のニーズも満たして行くということは、とても重要なことですよね。いずれも追及されているということは、サービス業のあるべき姿を実践されていて非常に感銘を受けます。
有料老人ホーム情報サイトのパイオニア【シニアビレッジ】のポジションとして、こちらのサイトの特異点・有意点を存分にアピールして下さい!
以前私が相談業務を行なっておりましたので、その経験を活かして作成しました検索項目の使い易さが、間違いなく一番の特異点です。お客様が提示される条件に合う施設を提案できるということが、一番の有意点だと思います。
これは非常に利便性が高いと思いますし、これは未だに当社シニアビレッジだけの取り組みです。皆さんに、ぜひご利用頂きたいと思います。
有料老人ホーム選びのきっかけは、「病気にかかって介護が必要になったから」という理由が多いようです。そうした時に、当社のように特集とリンクした情報サイトですと、例えば認知症の方が有料老人ホームへ入居した際に、どのような介護を受けられるのか等が分かりやすく情報集約がされております。今後も、このような特集も企画・掲載して参りたいと思いますので、ご活用頂ければと思います。
御社の今後のWEB戦略や新規事業展開を行なわれる中で、業務提携やコラボレーションを行なってみたいと思われる事柄をお聞かせ頂けますでしょうか。
2つありまして、「旅行業界(旅行関連商品)」と「親会社 株式会社ドウシシャ(物流商品)」です。
(1)旅行業界(旅行関連商品)
ご高齢の方も安心して旅行へ行けるように、「シニア旅行特集」をしている旅行業界とのコラボレーションをしてみたいと思っています。【シニアビレッジ】でご掲載頂いている有料老人ホームの方でも、皆さん色々な所へ出掛けられているという声をよく耳にするようになってきました。そのような生の声をより良い形にして行けるよう、今後旅行関連商品とのコラボレーションも行なって行ければと思います。
(2)(当社の親会社 株式会社ドウシシャのプライベートブランドとして、家電製品などの商品開発・販売を行なっておりますので、ご高齢の方々が使いやすいものの開発・販売支援ができればと考えております。【シニアビレッジ】を通じて、有料老人ホームの皆さまにヒアリングを実施することも可能です。それを活かしつつお礼を還元するべく、家電製品などの商品開発を通じて皆さまのお役に立てればと思っております。
情報に特化したサイトを構築し、お客様のニーズに即したものをご提供できるようにし、最終形態としてポータルサイトを構築したいと考えています。
現状の【シニアビレッジ】の有料老人ホームだけでは、親会社 株式会社ドウシシャとの連携は、残念ながら然程取れていません。しかし、今後はドウシシャ関連の商品(化粧品など)も取り扱い、ポータルサイトに一歩一歩着実に近付いて行けるようにしたいと思っていますので、今後の展開にご期待頂ければと思います。ありがとうございました。